どうも、助手の梶田です。
昨日、当論系アジア・日本文化論プログラム担当の森由利亜先生より、ノルウェーのオスロ大学にて講師(医学博士)を務められるかたわら、かつての母国イランの人権問題を国際社会に訴えるイラン人人権運動家でもあるマムード・アミリー=モガダム氏の緊急講演会のお知らせをいただきましたので、ここに掲載させていただきます。
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講演の題目は、先日イランにおいて執行され、国際的に大いに物議を醸した「石打ちの刑」です。以下に先生からお送りいただきましたパンフレットの紹介文を引用致します。
[以下引用]
今月5日(木)、イラン北部Ghazavin県の小村Aghche-kandで,姦通罪に問われた男性が石打ちによる死刑に処せられました。石打ちによる死刑はイスラム法を根拠として行われているもので、受刑者は全身を白布に被われ、下半身を土中に埋められた状態で周囲からこぶし大の石を投げつけられて死に至らしめられます。講演者マムード・アミリー=モガダム博士は、ノルウェー在住の亡命イラン人としてこの石打ちによる死刑に反対する活動を展開しています。今回行われた処刑も、ノルウェー政府を通じたアミリー=モガダム博士らの抗議活動が実り、6月にいったん中止が発表されましたが、結果的には今月はじめに突然執行されました。イランには石打ちによる死刑を宣告された囚人が現在も数名、獄中にいます。この実態を国際社会にアピールすべく、アミリー=モガダム博士が早稲田大学で緊急講演会を開催されます。学生の皆さん、教職員の皆さんのご来聴を歓迎します。
[以上]
「石打ちの刑」というのは、欧米法の諸概念を基礎に作成された法の下で暮らす我々には、理解しがたく、大変ショッキングなものですが、フィクションではなく地球の裏側で実際に行われている現実です。これを機会にこの過酷な現実について考えてみてはいかがでしょうか?
なお、日時・会場は以下の通りです。開催が明後日に迫っておりますが、皆様万障お繰り合わせの上、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます(講演は英語ですが、簡単な通訳がつくそうです)。
また、この講演会は、森由利亜先生と氏との個人的な親交をもとに実現したものであり、ある特定の思想を普及伝播し、偏向的な活動を煽動するような所謂「政治集会」ではないことをあらかじめお断りしておきます。
・開催日:7/19(木)
・時間:14:45-16:30頃
・会場:戸山キャンパス32-2号館(仮校舎)2F 第二会議室
2007年7月17日火曜日
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